ステロイドに依存した肌の回復

2003年8月22日 アトピー性皮膚炎の29歳日本人女性。長期にわたるステロイド(トリアムシノン)治療のため、肌は荒れ、炎症を起こし、慢性の萎縮変化を起こしています。この日よりステロイドを中止し、ウィートグラスのエキスを1日3回使用し始めました。

アトピー性皮膚炎 女性首 ウィートグラス治療経過例

2003年11月27日 ステロイドをやめて3ヵ月後。まだ乾燥した部分が残るものの、患者さんにとっても見た目は受け入れられる状態になりました。2004年の1月までには、皮膚はほぼ正常に戻りました。この時点ではウィートグラスのスプレーを1日2回使用するのみでした。

アトピー回復後の首

以下は Dr. Chris のニュースレター、”Wheatgrass at Work” (2004年1月) に掲載されたこの症例に関するコメントです。

この若い女性の患者さんは子供のときから、重症のアトピーに悩まされてきており、何年もの間この肌の状態は彼女にとっては大きな悩みの種でした。昨年の8月、初めて私のクリニックを訪れたときは、この症状のために自分に自身が持てず、対人関係、特にボーイフレンドができないことに怒りを感じていました。その後彼女には初めてボーイフレンドができたことを報告できることはうれしい限りです。従来の医薬品による治療に固執している医師の中に、この安全で、実地的な治療効果に満足感を得ている人がどれくらいいるだろうかと思います。身体症状の治癒はしばしば患者さんの経験する社会的、心理的、感情的な出来事によっても促進されるものなのです。

脱ステロイドの経過で、ウィートグラスがどのようにリバウンドを防ぐのかを実証したもうひとつの例

患者さんからのお手紙(2009年2月)

先ず私のステロイド依存症の経過をお話しさせてください。(現在私は26歳です)私が14歳になった時のことです。(12年前)顔に発疹が出始め、それはとても痒いものでした。 医者に診てもらうと、Elivateというステロイド軟膏を処方されました。 その医者からはステロイドの危険性についてや、発疹の原因すらも説明はありませんでした。

Elivateクリームの使用を止めると発疹が再発し、痒みがもっと増して行くので使用し続けなくてはならない状況に陥っている事に気が付きました。以来8年間使い続けました。

ある時友人にElivateが私の皮膚を傷つけていると告げられ、その時からステロイドを減らす長い道のりが始まったのです。

調剤薬の処方箋を出してくれる医者に行きました。(サリチル酸、ベタメサゾン と水溶性クリーム混合)これらをプレドニゾン錠剤と共に2年間使用しました。 そのうち調剤薬は止め、プレドニゾン錠剤を最低1日に1回服用し始めました。この状況は私の肌に合っているように見えていました。 昨年医者に行くと調剤薬として モメタゾン(5分の1)と乳液化された軟膏(5分の4)を処方されました。 この時点で医者は調剤薬を少しずつ減らし、モイスチャライザー(BlueCap)を使う様にと言いました。 しかし、調剤薬を止めたとたん問題が起こりました。

最近(4週間前)ステロイドを1週間中止したところ炎症が始まり、自家製の療法(オートミールのおかゆ)を試しましたが、自分の肌がとても弛んで来たことに気づきました。

特に瞼のまわりが笑うと祖母の様に見えました。 もうすぐ結婚予定なのに、彼は私に何が起きているか分からず、私が本当の事を隠しているんだろう、君は醜くなったと言いました。自然の療法で肌を若返らせたい、ステロイドはもう続けたくありません。 プレッシャーを感じ、違う医者に診てもらったところ、500mgのテトラサイクリンを2週間とタクロリムス軟膏(0.1%w/w)を与えられました。少し効いてきた気がしましたが、肌の色が変わってしまい,今はとても黒く(灰色がかった)なっています。 首の部分と顔の色が違ってしまい、顔は以前よりはなめらかで痒みも減りましたが、私の彼氏によるとまだ醜く皺がまだ見えます。私の肌色はチョコレートブラウンで身体の皮膚はとても良い状態で、顔の皮膚だけに問題があるのです。時々自分の太ももの皮膚を取り、顔につける事が出来ないかと考え込んだりします。

こうなる事がわかっていたらElivateクリームを使っていなかったのに。とても苦しんでいます。 私はアフリカ(ケニア・ナイロビ)の生まれです。私の皮膚を回復する為なら何でもします。ウィートグラスが最後の解決法でありますように、でなければ死んでしまいたい・・・。もしこれが効いたら、ケニアの人々に教えてあげたい。私の周りの友人や親族にもステロイドに嵌ってしまった人がたくさん居るのです。彼らは強力なステロイド剤を使用しているのです。(Medivane, Betnovateベトネベート等)

Drクリスからの返事

ステロイドから脱離する事はチャレンジではあります。かなり難しく時間が掛かることもありますが、多くの場合私の患者さん達は解決してきました。

私はウィートグラスのスキンリカバリースプレーを皮膚の炎症や赤みに使用します。

始めの1週間はステロイドを続けながらスプレーを1日に2回顔面に使用し、スーパーショッツを1日1回通常目安の2倍の10ml(2キャップ目安)飲用します。ここで大切な事はスーパーショッツを飲み込む前に2分程舌下に保持する事です。

翌週はスプレーを同じように使用しながらも、1日だけステロイドを中止してみます。さらにスーパーショッツも続けますが、量を通常目安の1日5mlにして続けます。

その次の週はステロイドを週5日の使用に減らします。たとえば、火曜日と土曜日は中止してみるといったように。(ウィートグラス療法は同様に継続)

こうして毎週1日づつステロイドクリームの使用日数を減らして行けば、7週間後にはステロイドをまったく使用しなくても良くなっているかもしれません。もし炎症が起こった場合は、ステロイドを1日だけまた使用するか、皮膚が治まるまで 使用し、その後また初めのステップに戻ってください。急激にステロイドを中止しない事がとても重要なのです。

この治療方式は3~6ヶ月掛かる事もあります。それ以上かかる場合もあれば、もっと短期間の場合もあります。治療に対する反応には個人差がありますが、忍耐強く続ければ最終的にはステロイドを中止出来る様になると思います。そして6~12ヶ月後位でご自分の皮膚が再生され完全に回復した事に気づくかもしれません。根気強く試してみて下さい。経過の報告も待っています。 (この患者さんはお勧めした通り、スキンリカバリー・スプレーとスーパーショッツを使用されました)

この患者さんからお便り 2009年9月7日

こんにちは、Dr.クリス。ありがとうございます。私はあなたのウィートグラス療法に感謝しています。私にとって効果があり、今ではステロイド使用を完全に中止する事が出来ました。私の肌は正常に戻ったのです。ぜひお知らせする必要があると思いました。改めてありがとうございました。

R.O ケニア

Drクリスのウィートグラス療法ガイドご案内ページ

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