ステロイドをいきなり中止させ我慢する”のは良い方法ではありません
脱ステロイド時のリバウンド症状を乗り越える事を助ける
もっと自然に身体にやさしい方法があるのですDr.クリス・レノルズM.B.,B.S.
私が医者や皮膚科専門医に診てもらっている時、毎回の事ですが彼らは私の言おうとしている事がわからないようです。 彼らはステロイドは皮膚を薄くするだけだと言います。一番最近の失望した例では、シドニーでも一番といわれている皮膚科専門医が 「*TSW“ステロイド外用薬の離脱症状”なんてありえない。」と言った事です。
挙句彼女にステロイドの再使用をするように言われた時はとてもがっかりしました。オーストラリア在住Bevさんより
*TSWはTOPICAL STEROID WITHDRAWALステロイド外用薬離脱症状の略
似たような事、聞いたことがありますよね? 多くの医者達が、皮膚科専門医達までもがステロイド外用薬の離脱時に副作用の炎症を起こすとは思っていません。
その症状はすべてアトピーによるものだと確信しているのです。
炎症が起こればステロイドを使用し続け、良くならなければさらに強いステロイドを使い、状態をコントロールしようとするのです!
医者達がTSW(ステロイド外用薬離脱症状)の事実を否認している理由は、副作用の症状を抑える薬がないからです。それで禁断症状を起こしてもそうさせる他ないのです。
もしあなたがこの方法を考えているかもうすでに始めていたとしても、私に言えることは“やめなさい”の一言です。もっと良い方法があります。たとえステロイドが医師達のもっとも奨励する方法だとしても、残念な事に通常は患者さんにとっては激しい苦しみとなります。
乗り越えるのに4年以上もかかる離脱症状を耐える事は非常に難しく、乗り越えたとしても、永久的に皮膚にダメージを受けたままとなる事もあります。
TSWとは?ステロイド外用薬離脱症状
Topical steroids (TS)ステロイド外用薬は革命的な療法として1951年にアトピーの治療に始めて使用されました。
残念な事に、奇跡的な新薬によくある様に使用が長引くと皮膚を萎縮させて、いろいろな他の有害な副作用を引き起こす事がわかりました。
今日世界中で推定2億5千人もの人々がステロイド外用薬離脱症状(TSW)に苦しんでいます。ステロイド外用薬を数日使用しただけでも、顕微鏡レベルの皮膚の損傷が発見される事もあります。使い続けると肉眼で見えるほどのダメージが起こり、しばしば回復不可能でもあります。長期的な使用により、その他多くの悪影響も出てきます。また外部から身体を保護する皮膚の免疫能力も損なわれます。
炎症や副作用の影響はステロイド外用薬離脱症状TSW患者によく知られて居る事で、薬を数時間止めただけでも起こり始めます。反動は深刻で極めて辛く、コントロールする事は難しいのです。
焼けるような痛み、滲出液、脆く傷つきやすい皮膚、絶えず続く痒み、掻き毟る、乾燥、反復性細菌感染、まだらな変色、外見を損ない、ひび割れ、 皮膚の引き攣りなどが起こり、敗血症で救急に運ばれる事さえもありえるのです。傷ついた皮膚を見ることは、心理的にも良くありません。
容赦なく続く皮膚のダメージで、リバウンド症状が患者さんの生活に支障をきたし始めます。
強度のステロイドや更に抗がん剤、プロトピック(アトピー性皮膚炎治療薬)やクロベタゾン(ヒドロコルチゾンより600倍も強い)などの免疫を抑制する薬を使用する人々が増加しています。
不幸な事に自分のせいではないのに、患者達はよくステロイド依存症と呼ばれたりします。
もとはといえば、医者達がそんな状況になってしまう薬を処方したからなのです。
公平に見たとしても、現代医薬の限度からそうするしかなかったのでしょう。
もとの原因となるアトピーは多くの場合自然に治ったりもしますが、患者さんはステロイド外用薬離脱症状TSWになってしまっているのです。
“ステロイド剤依存症”や、“レッドスキンシンドローム“はこれらの症状を表現する為に使われる用語ですが、多くの医師たちはそのように考えてはいません。
またこの用語は症状を表してはいますが、実際の皮膚の状態ではありません。
私自身はもっと叙述的な用語 ”ステロイドによって薄くなった皮膚と炎症“ または医学的用語でIAD(頭文字で)と呼びたいと思います。
Iatrogenic — 治療する者によってもたらされた(ギリシャ用語)
Atrophic — からだの一部を次第にもしくは完全に破壊する
Dermatitis — 皮膚炎
ステロイド外用薬はどのように私達の皮膚を傷つけるのでしょうか?
皮膚は大変複雑な臓器であり、実際体の中で一番大きい部分です。
ステロイド外用薬によるダメージは外形だけではなく機能上にも及びます。およそ1~2週間ステロイド外用薬で治療をはじめた後でも、皮膚の細胞と皮膚を形成している細胞層が減少し始めます。
細胞分裂や成長の減少が“微小循環系”血の流れをコントロールする、小さな血管や神経などにダメージを与えます。それによって成長に必要な酸素と栄養の供給が損なわれ、皮膚細胞が破壊されます。
ステロイド外用薬の効力や強度は毛細管を締めつける可能性がある事が“化学的”に測定され分類されています。
効果的な 免疫的保護の構成に重要なリンパ系組織の損傷は、皮膚自体(更には体も)を感染から守る性質を弱めます。
ついには、皮膚が薄くなったり萎縮したりして炎症を起こします。
もし継続的に使用すると、ステロイド外用薬は取り返しのつかないほどの損傷を与えたり、永久的に萎縮させます。
/長期に渡るステロイド外用薬の使用によりどれほどの損傷を受けるか、実際の症例(ウィートグラスにより正常な状態に回復した爪の例)を見てみましょう。
何故皮膚が焼けるのでしょうか?
ウィートグラスを療法として皮膚の回復に使用した数多くの観察をもとにすると、口径をコントロールする皮膚にあるごくわずかな毛細管や神経が重度の損傷を受けている様に見えます。
しかしながら、深い組織内の充血した大きな血管は、このダメージを受けた皮膚の上層へ血液を送り込み続けます。
それにより、神経が損傷している事から、血流が正常ではない状態の中、感覚神経は残っており増加した圧力に反応して、痛みや“赤み”、焼けただれたりという症状が起こるのです。
図の赤い大動脈を見てください。それが 小さい毛細管から皮膚の細胞に栄養や酸素を送ります。 ステロイド外用薬の使用によりそれらが破壊されると、どんどん皮膚の細胞が死に皮膚が薄くなり、そうして自然の保護機能を失うのです。
アメリカの有名な皮膚専門医Dr.マービン・ラパポートが、レッドスキンシンドローム“赤い皮膚”と“焼ける”症状について説明しているこのビデオを、ステロイド離脱症状で苦しむ患者さんやお世話をしている人々に是非お薦めします。離脱症状を理解するにあたりこれは画期的なものであり、医師や周りの人々に解ってもらうのに良いと思います。
ウィートグラスとは何でしょう?
私がステロイド外用薬離脱症状TSWの患者さん達に処方するウィートグラスは、小麦若菜の新芽から抽出した強力なエキスです。新芽は植物の生物活性が最高時に成長した時期なのです。
ウィートグラスやその他の穀物草は1930年代にアメリカでそして、今日まで広範囲にわたり臨床的および検査上の研究のテーマとなっています。
ウィートグラスは火傷や怪我、ステロイド外用薬離脱症状TSWやその他多くの皮膚病理学的症例にも成功例の高い治療法であり、
(a)効果的な抗炎症薬、
(b)強力な免疫調整剤、
(c)傷ついた皮膚を修復しようとする成長因子の活性剤
の様です。
これらは、皮膚を感染から保護したり、回復の為に必要なものなのです。現代医薬ではこれらをすべて達成する事は出来ないでしょう。
ウィートグラスによって成長因子が誘発された、いくつかの例を見てみましょう。
ウィートグラスがどのようにステロイド外用薬離脱症状TSWを助けるのでしょうか?
強力な抗炎症剤であり免疫調整でもあるウィートグラスのエキスは、新しい皮膚の成長を促し痛みや焼けるような症状やかゆみを抑え、リバウンド現象をコントロールする助けになるのです。
皮膚へ血液を送るのをコントロールする小さい神経の機能を修復し(上記の図を参照)治癒のプロセスをかなり助ける事ためであると考えられます。
ウィートグラスは、私の多くの患者さん達がステロイド外用薬離脱症状を乗り越えるのを助けて来ました。根気強く続ければ、大抵の場合損傷を受けた皮膚も時間と共に正常に戻ります。
しかしながら、これは簡単に治るものではありません。時間がかかるものなのです。 おそらく6ヶ月は、さらには“修復不可能” と呼ばれていたとしても、いつかは克服する事も可能なのです。
皮膚の構造と機能が回復していないので、 “突然の脱ステロイド(一気に使用中止してしまう事)”を行った患者さんには、比較的多くの事例として、永久的な萎縮や関連する皮膚機能不全といった後遺症が残ることがあります。
ウィートグラスでステロイド外用薬離脱症状を管理する(年齢を問いません)
まず始めに毎日のステロイド外用薬と共に、ウィートグラスのスキンリカバリースプレーの使用を始めます。(またはウィートグラスのジュースでも効果があると思います。)
目的は毎日のステロイド外用薬を少しずつ減らし、最後にはウィートグラスのエキスだけを使用するまでになる様にもっていく事です。
ステロイド外用薬とウィートグラスの組み合わせは、ステロイドによる損傷をウィートグラスにより炎症を抑える事で平行的に回復を助けます。 初期の頃は一回分のステロイドを減らすだけでも難しいかもしれませんが、辛抱強く続けていけば、ついにはウィートグラスだけで皮膚の状態を保ち回復を続ける事が出来るでしょう。
通常かゆみは夜間に強く出ますので、ステロイド外用薬の使用を日の後半に残します。
先ずは朝と午後のステロイド使用量を減らします。 (もし通常1日に2回の使用の場合は朝の分を減らします。) このプロセスは時間がかかります。4-6ヶ月に及ぶこともあるでしょう。
それでもステロイド外用薬から離脱する為には、皮膚が少しずつ回復して行く機会を与え、辛抱強く続ける事が大切なのです。
目的はまず脱ステロイドですが、最終的には正常な肌に戻りたいのだという事を忘れないで下さい。
この時点はまだ移行の時期だと考えましょう。 たまには1歩後退したとしても良いのです。とにかく今までどれほど苦しんで来た事か、そしてもしウィートグラスを使用しなければ、あとどれ程長くなるのか考えてみましょう。
更に可能であれば、ウィートグラスの皮膚への塗布と一緒に抗酸化力の高いウィートグラス・スーパーショッツかウィートグラスジュースを毎日飲用する事です。
それはステロイドによりダメージを受けた免疫システムが回復し調整するのを助けます。
また、ウィートグラスが下垂体腺から成長ホルモンの生産を刺激するであろうという証拠もあります。
成長ホルモンは脱ステロイドのリバウンド症状を乗り越える事を助ける為に必要な
IGF-1(インシュリン成長因子―1)を起動させます。
こちらのビデオから、“ウィートグラスの最良の飲用方法について”ご覧頂けます。
必要であれば、自分でウィートグラスを栽培してジュースにして飲んだり塗ったりして、辛抱強く続けてください。
あまりに多くの人々が短期間であきらめてしまいます。著しい改善と回復の為には最低でも6ヶ月は見たほうが良いでしょう。皮膚の回復を助けるすべが他にない状況の中、これはやってみる価値があると私が保証します。
これらのウィートグラス療法の成功症例をご覧ください。
症例#1 ステロイド依存症からの回復例アトピー8歳少女(5ヶ月後)
症例#2 ステロイド依存症からの回復例10歳少女4ヶ月で脱ステロイド
症例#3 12年間のステロイド依存症から3ヶ月で回復成人女性の例
このプロセスは時間がかかります。 しかしステロイドから離脱する事は時間がかかる事なのです。
私の方法は段階的な離脱と成果がすぐに見ることが出来る系統的なアプローチなのです。
この日程のプログラムを始める前に一番悪化している部分を写真に収める事は大切でしょう。
皮膚の発疹はどこにでも発症する事を心に止めておいてください。
またこれらの発疹は脱ステロイドのリバウンド症状(薬の副作用)であり、アトピーではないのです。
どんな進行状況でも希望をもって続けてください。
臨床観察から見ても、ウィートグラスの生理活性がリバウンド症状の皮膚に素早く吸収されるのが見られます。 どのようにしてこういった成果があるのかはまだはっきりと解っていませんが、ウィートグラスを2日に1回(1日1回のみ)の頻度で少量を患部に使用し様子を見ながら辛抱強く続けて見てください。
最後に石鹸は避けましょう。皮膚を保湿する天然皮脂を弱らせます。
コロイド状のオートミールを含む石鹸成分の入っていないボディソープやシャンプーを探して下さい。
熱いお湯に触れる事も減らしてください。皮脂を落とし過ぎると、皮膚が自然に持っている保湿力を低下させます。お風呂は避け、5分ほどシャワーをあびるだけにしましょう。
我慢強く続け、ウィートグラスがあなたを“脱ステロイドのリバウンド症状”から助けてくれる仲間だと思ってみてください。
Dr. クリス レイノルズ M.B.,B.S.
オーストラリア クイーンズランド州
写真(下)ドクタークリスのウィートグラス療法ガイドより抜粋したアトピーの症例 もっと見る>>(英語のサイトに移動します)
Drクリスのウィートグラス療法ガイドご案内
こちらのページには100以上の症例(写真付)と世界中から寄せられた1000以上の体験談が掲載されています。