1930年代にアメリカの農芸化学者Drチャールズ・シュナベルは、病気の鶏に、新鮮な小麦の若葉を飼料として与えたところ、迅速に回復し、成育も早まり、繁殖力も、標準的な飼料を与えられた健康な鶏の2倍になったと記録しています。
この驚くべき結果の発見が、「小麦草」に関する彼の生涯にわたる研究の発端となりました。その後、生化学者のジョージ・コーラーをはじめとする他の研究者も現れ、彼らのこの研究にかける熱意が、今日まで続いている小麦草の科学的研究の根幹を築いたと言ってもよいでしょう。
また、日本の萩原義秀博士等その他の研究者達によっても小麦の若葉の持つ顕著な治療的効果は証明されています。
グラスジュース・ファクターとクロロフィル
これまで、小麦草に含まれるすべての生物学的活性物質は化学者達により確認されていますが、これらの物質とは異なる「グラスジュース・ファクター」として知られる、今までにはない栄養素が小麦草には含まれることがわかっています。小麦草の健康増進効果が、これまでに知られているビタミンや他の栄養素によってなぜ説明できないのか、その答えが「グラスジュース・ファクター」であったというわけです。
今日でもこの「グラスジュース・ファクター」の本質は解明されていません。しかしながら、これまでの臨床研究により、ダメージを受けたお肌の再生や、健康維持に優れた効果を持つことがわかっています。
1940年にアメリカの外科学会誌上、医学博士であるベンジャミン・クラスキンは、クロロフィルの防腐効果について述べています。この記事において、クロロフィルによる以下のような臨床的応用例が提案されています。悪臭の除去、連鎖球菌感染症の治療、創傷治癒、皮膚移植時の治癒促進に加え、慢性副鼻腔炎、耳の炎症ならびに感染症、静脈瘤や下肢潰瘍、とびひやその他の落屑性発疹、肛門周囲痛、子宮頸部の炎症、膣の寄生虫感染、チフス、進行した歯槽膿漏などの治療に有効であるとされています。
前分岐期の重要性
「グラスジュース・ファクター」の性質については詳しく解明されていませんが、これらの性質のいくつかは、小麦草の発芽期における、ある一定の時期に関連があるといわれています。その生育過程における早期の数日間、「前分岐期」と呼ばれる、小麦の若葉が分岐してその種子を付ける直前の時期にだけ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ならびにすべての「グラスジュース・ファクター」の含有量がその最高値に達します。当社ではこの限られた重要な時期に、すなわち、その栄養価、治癒力ともにお肌にとって最高の時期にウィートグラスのエキスを抽出します。
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